犬山矯正歯科、予防歯科

こどもの歯についてのよくある質問 はえ変わりについて

阿部歯科医院ではお子様方の健やかな成長を願ってこども歯科、こども矯正歯科にも力を入れています。

■歯のはえ変わりについて

Q.こどもの歯と歯の間にすき間があります。大丈夫ですか?

A.3~6歳の時期には乳歯と乳歯の間にすき間があることは、
とくに問題ないことが多いです。

乳歯の歯の間にすき間があるのは身体の成長とともに、顎が成長しているからなのです。
顎の成長とともに、歯が並んでいるところも大きくなっていくため、すき間ができてきます。
このすき間は、生えてくる「永久歯」が「乳歯」よりもひとまわり大きいため、「永久歯」が並ぶために必要なスペースなのです。
実はすき間の少ないほうが問題です。
すき間がないお子さんは、顎が小さく乳歯と比べて大きな永久歯が綺麗に並ぶスペースが足りません。永久歯に生え替わると歯並びがガタガタになってしまいます。
すき間がないお子さんは、子どもの頃から矯正歯科治療を始めることをおすすめいたします。
将来的に歯を抜かずに治療できる可能性が高くなります。

お子さんの歯並びが気になる場合は、お気軽にご相談ください。


Q.こどもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に生えかわる時期は?

A.上下の前歯は一般的に6歳~8歳くらいに乳歯が抜けて永久歯が生えてきます。
同時期に、一番奥には6歳臼歯とも呼ばれる第一大臼歯という大きな歯が新しく生えてきます。糸切り歯(犬歯)などの横の歯は9歳~11歳くらいまでに永久歯に生えかわります。


Q.生えかわりの時期に注意することは?

A.むし歯になりやすいので、みがき残しには特に注意が必要です。

生えたての永久歯は「歯の表面が粗いため食べかすがつきやすい」、「歯の表面が未成熟で酸に弱い」という特徴がます。
むし歯になりやすいので、みがき残しには特に注意が必要です。一方で、歯の表面が未成熟なことでフッ素を最も取り込みやすい時期と言われています。むし歯予防のためにもフッ素塗布を行いましょう。
歯が生え始めたら、できれば3歳未満からフッ素を始めることをお勧めします。



Q.子どもの歯(乳歯)が抜けてから、大人の歯(永久歯)が生えてこない

A.もし、永久歯の生える時期が平均的な時期と大幅にずれている、または乳歯が抜けてから6ヶ月以上経っても次の永久歯が生えてこない場合は歯科医院での検査をおすすめいたします。

通常は乳歯が抜けてから3ヶ月程度で大人の歯が生えてくることが多いです。
乳歯が抜けてから6ヶ月以上経っても大人の歯が生えてこない場合は抜けた乳歯の両隣の歯が動いてきてしまって歯並びに影響する場合もあります。



Q.永久歯が生えてこない理由は?

A.永久歯の準備に問題があるケースが考えられます。

永久歯が生えるスペースが足りない

永久歯が隣の歯に引っかかっている

永久歯の近くに余分な歯がある

生まれつき永久歯が足りない

などこれらはレントゲン写真を撮って検査する必要があります。


Q.生えかわりの時期、仕上げ磨きはどこを注意したら良いですか?

A.子ども自身が歯をみがいた後に、下記のポイントで点検すると良いでしょう。

6歳~9歳は一番奥の大きな歯(第一大臼歯)の噛み合わせの溝や、上の前歯のみがき残しに注意しましょう。
9歳~11歳は前歯の歯並びが凸凹しやすく歯肉炎が増えてくるため、歯と歯茎の境目のみがき残しにとくに注意しましょう。
12歳~は第一大臼歯の後ろにさらに第二大臼歯という大きな歯が生えてくるので、奥歯まできれいにみがけているか確認しましょう。
奥歯の溝が深い場合はシーラントというむし歯予防の方法が最も効果的です。


Q.子どもの歯と大人の歯の違いは?
A.色も硬さも違います。

大人の歯(永久歯)は子どもの歯(乳歯)よりも黄色いため、もしかしたらむし歯ではないかと、心配になるお母さんもいらっしゃいます。
でもこれは普通のことなので、安心してください。
この色の違いは硬さも反映しています。
歯の表面の完成度が高まると、透明性を帯び、歯の硬さも上昇していくのです。
むし歯への抵抗性も高まるため、永久歯はそう簡単にむし歯にはならないようになります。


Q.人より早く歯が生え変わりました。悪影響がありますか?
A. 個人差があります。永久歯の歯並びに気を付けてあげてください。

あまりに早い生え変わりでは、永久歯の歯並びに影響が出るケースがあることからいわれているようです。しかし、乳歯の生え変わりはそれぞれのお子さんの永久歯の準備や顎の成長に応じて個人差があります。少しほかのお子さんより生え変わりの時期が早いからといって、すぐに歯並びに悪影響があるというわけではありません。顎にすでに十分なスペースが確保されているケースでは、生え変わりが早かったとしても、永久歯が曲がって生えたりする心配はいりません。歯の生え変わりが早く、永久歯の歯並びに悪影響がないか気になる場合は、まずはお気軽にご相談ください。


Q.永久歯が出てきたのに乳歯が抜けない
A.乳歯がぐらぐら揺れているのであれば、自然と抜けるまでしばらく様子見で大丈夫です。場合によっては抜歯が必要なこともあります。

生え変わりのトラブルのひとつとして、乳歯が抜けていないのに、永久歯が生えてきてしまうというパターンもみられます。本来は、永久歯は乳歯の根を溶かして、抜ける助長をしながら生えてきます。しかし、乳歯の根は2本あり、永久歯の生える位置がずれていると、片方の根が溶けずに乳歯が抜けずらくなってしまうのです。基本的には、乳歯を抜歯すれば永久歯も適切な位置に自然と動いていきます。レントゲン検査が必要となりますので、まずはご相談ください。

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